フェイスブックでたまたま投稿されていた告知。強く目を奪われた。市川透さんの陶展だった。
どうしても行きたくなって京橋のギャラリーまで脚を運んだ。こんなことは滅多にない。
ご本人がいらしたので話を伺うことができて本当にワクワクする時間を持てた。
市川さんは備前の土を使い独創的な作品を創っている。並んだ作陶を鑑賞していた私は、1つ1つが丸で市川さんの魂であるかのように感じられてしまい落ち着きを失くしてしまった。
小さな作品も力強く輝きを放っていた。市川さんの分身のように感じられた。
一見、グロテスクにも見える。けれど美しい。芸術だ。
市川さんは常に挑戦している。
只々・・感心した。作家として、これからどんな風に変貌して行くのか・・それも楽しみだ。
作品に出会えて良かった。触れることもできて良かった。素晴らしいものを見ると、とてつもなく発奮させられてしまう。自由な発想とパッションと強さ。
本当に良いものを鑑賞させていただき・・大袈裟かもしれないけれど、生きていて良かったと思えたひとときでもあった。
市川さん。興奮状態の私の話に付き合っていただいてありがとうございました。
三上宏幸