2017年8月8日

野火

大岡昇平のこの小説は60年以上も前の発表だった。

太平洋戦争末期。激戦地であったフィリピンのレイテ島が舞台になっている。

アメリカ軍の猛反撃を受け、極限状態に陥る日本軍人の姿を描いている。

塚本晋也監督が3年前に映画化した。塚本さんと言えば、スコセッシの映画「沈黙」でも素晴らしい演技を見せていたっけ。

我々の今の暮らしとは、比べものにならない悲惨な戦争での極限は想像を絶するに違いない。映画は目を背けてしまう描写がちりばめられていると思う。

監督は高校生の時に、この小説を読んで深く心に刻み・・抱きながら・・大人になり・・映画化を熱望したと知った。自ら主人公を熱演している。この映画のことは知っていたけれど・・たぶん重過ぎて観るに耐えないだろうと思っていた。

南方での戦線は想像を絶する悲惨さだったろう。吐気がするほどの映像もあると思う。残酷だ。

広島と長崎に原爆が投下された・・

あれから・・72年の歳月が経った。

今更ながら、お盆と終戦記念日を前にして・・戦没者の辛過ぎる体験に弔いの気持ちが湧きます。

映画「野火」、観る勇気がありません。

三上宏幸

Tel.03-5466-4685

Copyright©2007 PAINT'S. All Rights Reserved.