2017年5月13日

日本の美意識

それを語る時、いちばんに来るのは「侘び寂び」じゃないかな?

様式美の確立があった。これは安土桃山あたりなのかな? 研究しているワケではないので正しいかどうか?

素人考えだけれど、茶の湯の祖、千利休の美意識に通じているような気がする。

しつらえと言う言葉も、この時代からかな?

茶を介して、もてなしの真髄を極めた利休の力は大きい。そう考えると茶道って凄い。

茶室に入るまでの趣きも素晴らしいし、狭くて低い扉と狭い空間の部屋。季節の花を生ける柱の花器。茶道具の美しさと所作の美しさ。グッときてしまう。

その茶室の美しさは、そのまま、日本の様式美の結集と思える桂離宮に受け継がれている。

禅の庭の美しさがそうであるように。

太陽を愛でるのではなく、夜空に形を変えて浮かぶ月を愛でるのも侘び寂びに通じていると思える。

日光東照宮のようなけばけばしさではなく、簡素でシンプル。現代の言葉で言うとシックってことか。

煌びやかさや豪華さだけが美しさじゃないと唱えたのが利休だと思う。

そう考えると、鼻っから利休と秀吉は対立していたと思う。秀吉というと絢爛豪華好みって感じだから。

絢爛豪華は世界中にある。権威の象徴になり得る一目瞭然の有様だから。

日本に生まれて日本人として生きる自分にとって、侘び寂びこそが心にグッとくる・・それこそ!染み込む美しさだ。

三上宏幸

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