2017年3月31日

化粧師

けわいしと読むけど・・この言葉、ケッコー好きだ。

江戸時代、色街の女性に化粧を施してあげる男の職人の呼び名だ。

実際にどんなふうに化粧を施したのかは想像でしかないけど、儀式めいたものではなかったろうか?
いや、そうであって欲しいと願う。

当時は白塗りのベース。眉墨、紅は目元と唇。他のアイテム、色は使わない。

男が女に化粧を施すこと自体、セクシーな行為だと思っている。
顔と顔が近い。そして、女の顔を道具を使って創ってゆく。仕上げてゆく。神聖な空気が流れる。そう確信する。緻密な技と繊細な感覚が満ちる。

自分もそうだ。メークルームには他に人がいたりするけれど、できることなら自分とモデルになる女性だけにして欲しいと思う。これから儀式が始まる場を自分の空気で満たしたいのだ。モデルを自分の色に染め上げたいと願うからだ。自分がするということの厳格さも必要だからだ。

張り詰めた空気の中で仕上げたいと願う。求められるスチュエーションは様々だけれど、自分がやるということの重み。

カメラマンの村尾さんが撮ってくれた「かりそめの一夜」シリーズの作品。怖い顔してます!(笑)化粧師の貌とのタイトルがついた。なんだかこの化粧師っていうのが嬉しかった。

これからも、そんな気持ちで化粧を施したいと思っています。

三上宏幸

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