2017年3月4日

森のイスキア

何年か前にテレビで観たこの番組。再放送のアーカイブで偶然また観ることができた。

岩木山を望む森の中にある民宿というか、ペンションというか・・宿坊とも言えるかも。

佐藤ハツネさんと言うおばあちゃんが「森のイスキア」の主人である。クリスチャンのようだ。

ハツネさんの心情が良い。訪れるゲストを「食」で励ます。素晴らしいコンセプトの宿だ。宿泊費2000円と食費を払うようだ。

イスキア?聞いたことがあると考えたら・・行ったことがあるイタリアの島の名前だった。何故?と思ったら・・元気のなくなった男が、この島に行って元気で帰ったという物語があって・・ハツネさんは、そこから宿の名をイスキアにしたとのことだった。

ハツネさんの食の基本は、自然の恵みをいただくということ。献立を毎日考えて、丁寧に心を込めて料理を作る。客はハツネさんと一緒に円卓で食事をする。命の食に感謝をし、美味しく炊き上がった米を噛みしめて、おかずもじっくり味わいながらいただく。人は、ストレスが重なったり、毎日の生活がおざなりになったりすると、こんな基本的なこと、忘れてしまう。

ミシュランなんて関係ない!

お弁当で持たせてくれる、ハツネさんの作るおむすびの何と美味しそうなことだろう!梅干も手間ひまかけた自家製だ。

正しい食を摂ると、人は元気になれる。正しくなれる。

母の心で心を込めた料理を一生懸命作る姿は美しくも思えた。

人を元気にする力、更生する力がハツネさんの料理にはあるのだ。

私は日頃から、食の大切さは自認している。できうる限り安心な食材を使って、できる限り野菜を多く摂るようにしている。

エンゲル係数が高い我が家の食。
どれほどの成果があるのかは分からないけど、日本人として、先人の知恵もヒントにしながら、感謝を持って、ささやかな幸せをも噛みしめられたらいいなぁ~と思う。

残念ながら去年、94歳でハツネさんは亡くなられたと聞いた。こんなに素晴らしいおばあちゃんがいたこと・・なんだか・・言葉にできない・・

ご冥福をお祈り致します。

三上宏幸

Tel.03-5466-4685

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