2017年3月2日

レオン

原宿表参道にあった喫茶店が懐かしい。
レオンには10代の頃から行っていた。
階上には、これまた懐かしいセントラルアパートがあった。セントラルアパートができた当初は、かなりオシャレなアパートメントだったに違いない。
デザイン事務所やカメラマン事務所などがあって、ここに事務所を持つというのが、ひとつのステータスみたいなものがあったかな。
横文字仕事が確立してきた時代の象徴的な集合住宅だった。レオンは各事務所に出前もしてくれたっけ。
コーヒーメーカーなどはまだ普及されていない時代だったと思う。
原宿カルチャーを語る時、レオンを外すことはできない。それぐらい時代の最先端を行く人たちで溢れていた。流行りのファッションもレオンに行けば一目瞭然みたいな。
原宿にアトリエを持つマンションメーカーにも勢いがあった頃。ananも度々仕事していた。あの当時、自分が神宮前に住んだことが嬉しかった。所属事務所も、ど真ん中の明治通りの交差点だったし。チャリで原宿を走る自分がなんだか誇らしく思えたっけ(笑)
ヘアメークという職業とも相まって、時代の先を走っているんだという実感をひしひしと感じていたのだろう(笑)
怖いものなど何もなかったんだろうなぁ~あの頃は。
華々しくエネルギッシュに駆け上がっていた頃の思い出はキラキラとまばゆい光を放っている。
人目を気にして意識してお茶する。そんなシーンは今はない。背伸びしているからこそ放たれるギラギラした目つき、自意識過剰な職業へのプライドを持っていたとも思える。
時代は変わる。流れる。レオンが原宿にあった。セントラルアパートがあった。経済の高度成長と共に我々の仕事も充実して行く。そんな象徴的なサロン的存在がレオンだったけど・・とっくの昔に店をたたんだ。
セントラルアパートも今はない。
あの頃の原宿表参道が懐かしい。
良い思い出がいっぱい詰まっている。

三上宏幸

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